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   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

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2003-10-21 (Tue)

[Hard] Replica1 に刺激される:その一

ビデオテキストジェネレーターを自作するのじゃ

昨日の Replica1 に大層刺激を受ける(単純である)。Replica1 の画面出力回路はそのブロック図によれば、ATMEL の ATMEGA MCU とシフトレジスターを組み合わせただけの単純なものである。

テキスト表示回路の中身というのは、実は意外と簡単であり、PIC や AVR のような非力な MCU でも十分実現可能になっている。とは言え、実際に行動に移すことは難しい。

が、これを実践した偉大な人が我が日本におられるのである。これはトランジスター技術1997年5月号に掲載された、「ワンチップ・マイコンPIC 16C84でビデオ・ゲームを作る!!ワンチップ・ブレークアウト・ゲームの製作」という、タイトルを見ただけでも心躍る記事である。著者は、瀬戸口豊氏。

この記事が全国のマイコン少年(おじさん含む)の心を発火させた事は、言うまでもなく、様々なレポートがネット上に報告された(こちらとか、あちらとか)。テレビの前に置かれたトランジスタ技術の表紙が、泣かせるではないか。

この手の最近の記事としては、HAM Journal 2002年秋号に掲載された「PIC 16F628 を使ったビデオテキストジェネレータとナビトラ用レーダースコープ」がお勧めである。

「でも、どうせなら VGA でやりたいよね」、という悪魔の声にそそのかされて google。するとあった!ロシアの Lysenkov 氏による、「Generator of videosignal for VGA monitor on PIC 16x84」がそのページ。ちなみに、私の検索人生から判断すると、ロシアのハードウェア野郎やハッカーはとっても熱い。並みではないのである。

あらら、これで必要な材料は揃っちまったよ。もう言い訳はできんなぁ・・。ここはひとつ、PC/AT のパラレルポートを使ったコードを書いてみますか?