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   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

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2013-02-04 (Mon) オーバーシー・パブリッシング刷新とWataru's memoの移動

ご挨拶

昨年6月のアナウンス以来、停止していたオーバーシー・パブリッシングの活動ですが、このたび新たにPDFオンライン連載を開始することになりました。GNU開発ツールの出版より6年半を経て、ようやくComputer Architecture Seriesの続刊が登場致します(最新情報は Twitter @oversea_pubにて)。

また、これに合わせてWataru's memoは、オーバーシー・パブリッシングのホームページ上に移動します。

私事になりますが、昨年7月に大学を辞し、翌8月愛媛県松山市において、糖尿病専門クリニックである「にしだわたる糖尿病内科」を開院致しました。半年が経過し、ようやく診療業務も落ち着いてきたので、念願であった出版にも力を入れることが可能になった次第です。

技術と医学、一見かけ離れたテーマに見えますが、それぞれが置かれている状況は同じです。専門化・複雑化するあまり、一般人や初心者がこれらを理解することは至難の業となっています。しかし、どのような分野にせよ、最も大切な点は「基本を体得する」こと、そして「結果ではなく、その道のりを理解する」ことにあると私は考えています。

現代社会に生きる限り、私達日本人は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の魔の手から逃れることはできません。特に、不規則な生活を強いられがちな、エンジニアの方々は注意が必要です。「何をどのように気をつければ良いのか?」、「どうすれば予防できるのか?」残念ながら、これらの答えはネット上にはもちろん、書店に並んでいる本にも書かれておりません。

これからは技術と健幸、ふたつのテーマにおいて「基本と道のり」を皆様にお届けします。

平成二十五年 立春

西田 亙