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   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

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2003-10-14 (Tue)

[Misc] KEYENCE と冷凍うどん

今週多忙のため、以下まとめて追記。

はじめましての KEYENCE

ふとしたことから、あの KEYENCE がデータ計測器を販売していることを知り、Web 上から資料請求を行った。初めてのことだ。で、四国の営業の方から電話連絡があり、早速お話を聞くことに。なんでも、川向こうの松下寿電子工業に毎週来られているらしい。

松下寿は、糖尿病患者の自己血糖測定センサーを開発しており、私も昨年お邪魔したことがある。この時、伺ったお話は大層刺激的だった。一時期、カセットテープ・レコーダーで世界市場の9割以上を支配していたり、Quantum から HDD の OEM 生産を請け負った際に、歩留まりを下げるため、世界で初めて HDD 生産にクリーンルームを採用した話など、まさにプロジェクトXの世界。機会があれば、一度ご紹介できればと思う。

さて、KEYENCE である。こちらの話も、面白かった。私は分野が全く違う人との話は、大好きである。例えば、KEYENCE が誇る無接触型の厚み測定器が、実は西田家愛用の加ト吉の冷凍うどんに使われているという話。

知らんかった・・、あの冷凍うどんに KEYENCE の技術が使われていたとは・・。恐るべし、加ト吉。ちなみに、加ト吉の冷凍うどんファンの数は凄いらしい。特に、海外出張中のユーザーが多いと聞く。

ところで、冷凍うどんの話を取り上げたからには、「あのうどん」を取り上げない訳にはいかないだろう。数ある冷凍うどんの中で、加ト吉の製品は確かに高レベルを誇っているが、世の中には上がいるのである。

ズバリ、「日清冷凍食品の包丁切りうどん」は、私が知る限り銀河系一の冷凍うどんである。いや、少し謙遜して太陽系一か。惜しむらくは、値段が高いためほとんどのお店には置かれていない。よって、通信販売で注文する必要があるのだが、これが素晴らしい出来である。もちろん、本物の手打ちには及ばないが、近くにおいしいうどん屋がない場合は、これで耐え凌ぐことができる。私も、大阪単身赴任中は、いかりスーパーで日々包丁切りうどんを買い込んだものである。

あら、何の話だっけ?うどんじゃないよね。KEYENCE だよ。まぁ、いいか。おいしい冷凍うどんも、正確な計測器があってこそ・・というオチにしておこう。

ちなみに、某通販サイトで有名な「半生うどん」だが、これは止めておいた方が良い。消費者からの「こんなおいしいうどんに出会えて幸せです!」という書き込みに騙されて、私も購入したことがあるが、全くひどい代物である。現代冷凍技術の粋を尽くした、包丁切りうどんに及ばぬこと、約3万光年といったところか。