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   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

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2003-10-15 (Wed)

[Books] ELEKTOR

友、イギリスより来たる

10日以上をかけて、イギリスより CD-ROM 版 ELEKTOR がやって来た。この雑誌の存在は、先日紹介した OpenGPSRec で使われている PROTO-3 PCI prototyping board のページで知った。

で、同ボードが紹介されていた PCI 解説記事を読むべく、バックナンバーが納められた 2001 年版 CD-ROM を注文した。いや、正確には注文したつもりでいた。ところが、本日届いた郵便物の中身は、なんと 2002 年度版だったのである。激涙・・。

ショックの色は隠せないが、転んでもタダでは起きんぞと、中身をチェックする。「あら、面白い記事がたくさんあるじゃん!」と、すぐに機嫌が良くなり、ひたすらPDFを印刷。

内容的にはCQ出版のトランジスタ技術に近いが、読者対象はよりホビースト向けという感じを受ける。ただし、文章の質、記事としての完成度は、世界向けの雑誌だけあり、ELEKTOR の方が上のようだ。参考文献の引用などは、商業誌とは思えぬほど充実している。大したものだ。

さらに特筆すべきは、各記事毎にパーツリストが添えられており、その殆どでプリント基板の有料配布サービスが利用可能になっている点である。PCBのお値段は、おおよそ2000円弱といったところだが、日本にはないサービスである。これはひとつ、購読してみるかね。