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   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

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2004-02-04 (Wed)

[Hard] GAME PARK 32

Linuxから目覚めるぼくらのGAME PARK?

1月のある日、GBA ハッカーの間では有名な DarkFader 氏 のサイトをチェックしていると、見慣れない言葉を目にした。その名を GAME PARK 32 と言う。「何やねん、これ?」

DarkFader 氏のサイトを見ていると、大層面白そうな game console (海外では携帯型ゲーム機を game console と呼ぶことが多い)である。しかも、このマシン、お隣の韓国で製作されたものらしい。「これは、チェックしなければなるまいに」と、本家サイトにあるスペック表を見て、おじさんは思わず腰を抜かした。

明らかに、我が日本の GBA を真似た製品ではあるけれど、CPU は MMU 搭載の ARM 920T、RAM は 8MB、Smart Media Card (SMC) 装備、液晶は 320x200 (Quarter VGA!)、さらには USB 接続(device mode)もOK。極めつけは、拡張端子に JTAG ready!気になるお値段は、フロントライトなしが 15000 円、フロントライト付きが 20000 円前後。

「こんなん、反則やん。そのまま、Linux 走るやん!」はやる気持ちを抑えながら、ネット上をしばし走り回る。しかし、さすがに世界は広い。gp32linux という、そのものズバリのページを発見してしまった。Korean power は、凄いのである。漬けだちのキムチは、シャリシャリして旨いのである(?!)。ちなみに、このGP32 は、アメリカよりも、ヨーロッパに熱狂的ファンが多いというのも、面白い。

「GP32 を知らずして、ARM は語れぬ」ということで、いつもお世話になっている香港の力作を訪ねる。同サイトのGAME PARK32 コーナー を通じて、フロントライト版の GP32 をポチッ。「本体だけでは寂しいのぅ・・」ということで、嬉し恥ずかし Princess Maker2 も、ついでにポチッ。

後は、座して香港からの到着を待つのみ・・。