/ «2003-11-28 (Fri) ^ 2003-11-30 (Sun)» ?
   西田 亙の本:GNU 開発ツール -- hello.c から a.out が誕生するまで --

Categories Books | Hard | Hardware | Linux | MCU | Misc | Publish | Radio | Repository | Thoughts | Time | UNIX | Writing | プロフィール


2003-11-29 (Sat)

[Hard] 電子玩具は楽し

ポケモーションを親子で振るの図

子供を連れて、久しぶりにトイザラスへ。娘とあちこちを散策。店内はクリスマス気分一色だ。とあるコーナーで、アンテナがビビッと反応、「なんじゃ、これは?」

その名は「ポケモーション」、我らが任天堂の製品だった。調べてみると、今年の8月に発売されたものらしい。この商品の正体は、任天堂の製品紹介ページを見れば一目瞭然なのだけれど、LED 点滅と残像を応用した、いわゆるフラッシャー。当然、買い物カゴへ。

自宅に持ち帰ると、早速電池(単4x3本)をセットして、振りまくる。「お〜〜〜、ポケモンだよ〜〜〜!」、空間に現れるポケモンとメッセージに、親子二人で興奮する。赤と緑のLEDが縦2列に16個並んでいるので、残像はかなり美しい。パラレル2色というあたりが、さすがは任天堂、やることが渋い。ユーザーインターフェースも良く工夫されている。

が、このオモチャ、結構手首が疲れるのであります。娘も程なくして、飽きてしまった模様。ということで分解。真ん中に「CPU-FLI」と書かれたカスタム CPU らしきものが見える。職業柄、FLI という3文字略語を見かけると Full spelling が気になって仕方がないのだが、"FLushing Instrument" の略かしらん?

この2色パラレルLEDは、Propeller Clock を自作する際に、使えそうだねぇ。それとも、この FLI-CPU を AVR で乗っ取ってしまい、自由にメッセージや画像を表示するのもいいかも。クリスマスに向け、年甲斐もなくおじさんの夢は膨らむのである。

VECTROID 浮上!

最近は、トイザラスを訪れると必ずRCコーナーにも足を運ぶ。自分が小さい頃はラジコンなんて、雲の彼方の存在だったのだけれど、今はプラモデル感覚で買えてしまうのだからねぇ・・。思わず、30年前の自分にタイムスリップするのである。

と、気になるパッケージが目に入る。その名を VECTROID と言う。うむ、何やら怪しい響きだ。とっても危険な語感だ。本能が刺激されるのが分かる。パッケージの外側にこう書かかれている。

ホバリングできるとはまる!

調べてみると、販売しているシーシーピーは、旧 朝日コーポレーション(カシオ計算機の子会社)らしい。VECTROID 以外にも、楽しそうな電子玩具がラインナップされている。"Think Happy" という同社のメッセージにも心を動かされ、いつのまにか商品はカゴの中。値段は 3999 円。「パパ、これでなにするん?」という娘の問いかけに、「お仕事よ、お仕事」と答えにならない言葉を口にしながら、帰路を急ぐ。

早速、充電。赤外線コントローラーに単3x2本をセットし、ベクトロイドに向けトリガーを引く。思わず指に力が入るのが分かる。すると、シュオ〜〜〜ン、と結構派手な音でプロペラが回転。うぉりゃと、トリガーを思い切って引くと、ベクトロイドが天井に向かって上昇を始めた。

ふわりと空中に浮かんだ時は、ちょっと鳥肌もんである。多分、この時の自分の表情は、シマシマ少年の、ちょっと情けない顔と瓜二つだったに違いない。「すっげ〜〜〜、浮いちゃってるよ〜〜〜!!」と。

ふと正気に返ると、プログラミングモードの頭に戻る。どうやら、時代は私達ホビーユーザーにも「Flying world」の門戸を開いてくれているらしい。人間歩くことはできても、飛ぶことはできんあからなぁ・・。やっぱ、PC からベクトロイドを赤外線モジュールで制御してみたいよねぇ。妄想が爆発する。

ただ、どうせ挑戦するなら、単なる上昇下降でなく、水平飛行も実現したい。悪魔は囁く。となると、ベクトロイドでは限界があるわねぇ。

で、次は検索モード。しばし、Google しまくる。すると、ありましたよお兄さん。おじさんは、とんでもない代物を発見してしまいました・・。ちょっとこれは刺激が強すぎて、鼻血ブーであります。早速、アメリカの通販会社に発注したので、ブツが届き次第ご紹介することにしよう。