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今週からしばらく、「Linux から目覚めるぼくらのゲームボーイ」の最終校正で多忙なり。悪文を直す、コードも若干修正。ソースツリーも再構成しよう。
Wataru's memo 読者の方から、先日紹介したモトローラの CRT コントローラ MC6845 が、実は日立 HD46505 のセカンドソースであった事実を教えて頂く。
なんということだ!世界中のグラフィックスカードのご先祖様が、我が日本にいらしたとは・・。6309 といい、当時の日立は凄かった、いや熱かったのだなぁ・・としばし感慨に浸る。貴重な情報をありがとうございました。
早速、HD46505 について調べる。こんな時は、小松氏の「半導体コレクション展示会場」が大いに役立つ。石の写真も豊富で、まるで博物館を訪れているようだ。HD46505 のページもきちんと、整備されている。なるほど、2アドレスで20種類近い内部レジスターをアクセスするスタイルは、パッケージを40ピンに納めるための苦肉の策だった訳だ。やはり歴史を知るということは、大切なこと。
この手のページとしては Ito 氏の「秘宝館」も見逃せない。HD46505 のページも、用意されている。
さて、HD46505 のご本尊を拝んだ後は、早速データシートのチェック。しかし、マイナーなためかほとんど見当たらない。HTML 型式のデータシート、そしてオリジナルのデータシートをスキャンしたものを見つけた。後者は、12個の GIF ファイルから構成されている。出回っている PDF 版は、この ZIP ファイルが出所の模様。
中身を見てみると、MC6845 とまっついである。当たり前か・・。調べてみると HD46505 も USBid.com には在庫、タンマリありましたぜ、ダンナ。USBid.com、全く危険極まりない会社だ(アンタが一番危険>我)。
検索の途中で、「改訂 マイコン・システム設計ノウハウ 制御用8/16ビット系CPUと周辺回路の完全マスタ」という本の存在を知る。目次を一瞥しただけでも生唾ものだが、極めて残念なことに絶版になっている。悔しい・・激涙。ネット上で古本を探すが、見当たらず。あぁ、日本でもアメリカ社会のように、手軽に古本が手に入ればねぇ・・。返す返すも残念だ。