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本日、ついに「CPU の創りかた」が到着した。この日をどれほど待ちわびたことか。新刊書をこれほどの期待感で迎えるなど、生まれて初めてのような気がする。
期待感に萌えていたのは、どうやら私だけではないようで、ネット上を検索してみると発刊前にもかかわらず多くの人達が、この本に触れている。本書の副題は「初歩のデジタル回路動作の基本原理と製作」であるが、この手の本がここまで話題をさらったのは、日本初ではなかろうか?
実際、この珍現象は数字にも裏付けされており、amazon.co.jp におけるコンピューター関連書ではダントツの一位。驚くべきは、なんと一般書も含めた「和書トップ100」の中で、トップ8に位置しているのである!1冊の本が、これから理工学出版界を揺るがすことは間違いないだろう。
恐るべし、萌えパワー。これから、この手の萌え本がブームになりそうな予感がするが、この本を世に送り出した毎日コミュニケーションズの担当者へのインタビューを、是非とも読んでみたい。
さて、その内容だが、半分まで読んだところで睡魔に引きずり込まれてしまった。20年前なら、間違いなく徹夜で読破していただろうに・・。老化とは嫌なものである。
詳細は、追ってまた。ひとつ言えることは、やはりこの本は「日本のコンピューター史に残る」だけの価値がある。20数年手に取ってきた、コンピューター和書の中で、最もオリジナリティーに溢れている。これを英訳すれば、恐らく世界的評価も受けるだろう。ついに、日本から世界に向けて発信できるだけのテキストが誕生したのだ。
感動した。そして、この瞬間に立ち会えたことに感謝。